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選挙の話その2
では惨敗した立憲民主党などは、どの様な政策メッセージだと国民の信任を得ることができたのでしょうか?アベノミクスを批判していましたが、格差を拡大させたの一点張りで、ジニ係数からその主張が確認できないのが素人感を出していました。
アベノミクスを批判するならば、名目成長率に効果のある金融緩和を日銀にさせながら、実質成長率を高める有効需要の創出は行わず、むしろ消費税増税により需要を抑制し、実質成長率を低下させたチグハグな政策体系にあります。フィリップス曲線に従い、インフレ率の高まりにより失業率は低下しましたが、実質成長率の低下により、実質賃金は高まりませんでした。アベノミクスを批判するならば、消費増税により実質成長率を抑制し、実質賃金を低下させた点がポイントだったのですが、結果として、過去に自分達が意思決定に参加した政策を修正できない自滅型の選挙になってしまいました。
“持続可能な社会保障が安心を生み、消費を拡大させる。故に消費増税による社会保障の予防的枠組み維持は、責任ある決定である。”
とした政策は間違っていた、我々は間違っていた、国民を幸福に導けなかったと言えなかったのが、信頼感を獲得できなかった大きな失点ポイントだと感じました。