教育投資はスポーツがオススメ?その1
教育にはお金がかかりますが、同じコストを投下するのであれば、高等教育よりも幼児教育にコストを投下するほうが、発育の観点から最もパフォーマンスが優れていると言われています。何故でしょうか?
それは、スキャモンの発育曲線から説明できます。
スキャモンの発育曲線とは、発育を4分野(骨格系、神経系、免疫系、生殖系)に分け、年齢による発育状態を説明した曲線のことです。生殖系などは12歳以降に発育が加速していきますが、注目すべきは脳の発育に関係する神経系の発育曲線でしょうか。驚くべきことに、6歳までにはおよそ8〜9割の発育が完了しています。つまり、脳のポテンシャルは6歳までに決定されると言う理論になります。
個人の能力は、遺伝などの先天的要素が大きいと思われていますが、スキャモンの発育曲線は、6歳児までの教育環境が最も重要であることを示唆しています。故に幼児教育の大切さが近年叫ばれているわけです。