ワーケーションその2
ワーケーションを推進する場合の課題の2つ目が交通です。
具体的には、羽田空港のLCCの乗入れが解禁されない限り、ワーケーションが定着することはないと個人的には感じでいます。テレワークだけで仕事が完結する人はほぼ稀で、週に1〜2日東京勤務があるからこそ、地方でのテレワークが機能する人が多いのではないでしょうか。
そこで重要になってくるのは、移動交通費です。会社負担であれ、個人負担であれ、0泊や1泊で気軽に首都圏と往復できる環境、具体的には往復1万円前後で首都圏と地方を往復できるLCCが羽田に乗り入れることができれば、地方にとって、また中小企業にとって、大きな福音になるのではないでしょうか。羽田空港のLCC乗入と同時に実現を強く希望したいのは、首都圏第三空港の開港です。具体的にはズバリ横浜空港の実現です。横須賀空港でも面白いのですが、東京都民の利便性を考えれば、横浜空港でしょう。横浜空港が開港すれば、慢性的な発着枠不足の首都圏にアジアと地方結ぶ結合点が増え、インバウンド需要が爆発的に回復したとしても、ワーケーションでの移動と共存できます。(その3に続く)